忙しいビジネスパーソン向けの婚活エージェント「ストル」の福田です。

「婚前契約書」

と聞いて最近、少しずつ日本でも聞く単語になりつつありますが、具体的なことはよくわからいといいう方に向けて

「婚前契約書とは一体何なのか?」
「締結することでどういったメリット、デメリットがあるのだろうか?」
「婚前契約書を作成する上で注意点などはあるのだろうか?」

このような疑問をまとめましたので、参考にしてみてください。

婚前契約書とは?

婚前契約は、結婚前に二人の今後の結婚生活に関する約束を定めた契約書のことを言います。

事前に話し合い、合意した内容について婚前契約を締結することで、結婚後のトラブル防止となり、よりよい結婚生活を送るためになります。

婚前契約は、夫婦の財産の取り扱いや離婚時の条件を決める他、円満な夫婦関係を維持させるためのルールを定めるための契約です。

アメリカの婚前契約は?

アメリカでは婚前契約を「プリナップ」と言います。

アメリカではプリナップの認知度が日本よりも格段に高いです。

2019年1月、25年の結婚生活に終止符を打ったAmazon創業者のジェフ・ベゾス氏

ベゾス氏はプリナップを交わしていなかったため、離婚した際の慰謝料は約4兆円に上ったと言われています

このような事態を防ぐためにも、アメリカでは婚前契約の締結が主流になってきているとも言われています。

日本の婚前契約は?

日本では、結婚前から離婚の話をする、契約という言葉を持ち出すことに抵抗感を覚える人が多いのは事実です。

最近では、著名人が婚前契約を結んでいるというニュースが増え、急激に認知度は高まりつつあります。

有名な方ですと渡辺謙さん、SILVAさん、大渕愛子さん、橋本マナミさんなどが婚前契約を結んでいると言われています。

婚前契約書を作成するメリット

婚前契約書を作成するメリットを3つお伝えします。

①お互いの価値観を事前に確認、共有、すり合わせできる

婚前契約を作成していく過程で、お互いの価値観や考え方を共有することができます。

話し合いの過程で、相手との考え方が異なる点を把握することができるため

「こんなはずではなかった」

という変に相手に期待を持ちすぎることもありません。

②浮気・不貞防止にも繋がる

婚前契約に浮気をした場合などの項目を加えることで、浮気防止の効果が期待できることもあります。

単に浮気をしないと定めるだけではなく、浮気した場合の制裁となる慰謝料の金額を事前に決めておきましょう。

③泥沼離婚を防ぐことができる

離婚するときに財産分与でもめるケースはよくあります。

最悪の場合裁判まで発展し、泥沼化することもあります。

ですが、結婚前に婚前契約書で財産分与の取り決めをしておけば、財産は契約内容に従って処理されます。

婚前契約書にある財産に関する契約は民法よりも優先されるためです。

婚前契約書をきちんと作成されていれば、離婚するときも泥沼化せず、手続も比較的スムーズに済みます。

婚前契約書を作成するデメリット

婚前契約書を作成するデメリット2つをお伝えします。

①相手の理解を得られないことがある

日本ではまだまだ婚前契約書を作成することに前向きな人はまれです。

結婚前から離婚の話や、財産分与の話はしづらいと拒否されることもあります。

相手が婚前契約書について理解をしてくれない場合は、ふたりの関係性がギクシャクしてしまう原因にもなってしまうでしょう。

②相手の本性を知り、別れるきっかけになることも

婚前契約書を作成する過程で、相手にしか得が無い条件を押し付けてきたり、こちら側の意見は一切取りいれてくれないなど、意見が食い違うばかりで婚約解消という最悪の事態にもなりかねません。

ですが、遅かれ早かれ喧嘩する際に本性を知ることとなるので、結婚前に本性を知るいいきっかけになるとも言えます。

婚前契約書の内容

婚前契約に定める内容は、基本的に制限がありません。

結婚前に不安に思っている点や、こだわりのある項目について話し合い、合意した内容を婚前契約として定めていきます。

・いつまでも相手を思いやり尊重する
・家事や育児は平等に負担するよう努める
・相手の承諾を得ずに無断で借金はしない
・暴力行為を行わない
・異性と二人きりで密会しない、不貞行為を行わない
・不貞行為が原因で離婚する場合、不貞行為を行った側が相手に対して慰謝料〇〇万円を支払う

一般的に婚前契約書に入れるべき項目としては

①家事、育児
②生活費の負担割合
③親族との付き合い方
④財産分与
⑤浮気、DV、不貞行為

このあたりは最低限記入しておくとよいでしょう。

婚前契約書作成の注意点

婚前契約書を作成する上での2つの注意点をお伝えします。

①途中で婚前契約を変更する場合

結婚生活を送っている中で、婚前契約書の内容を見直す必要がでてくる場合もあります。

その場合は、双方の合意によって内容を変更することが可能です。

②効力が発揮されない項目もある

婚前契約をすれば、全てにおいて強制力があるというわけではありません。

例えば「不倫はしない」と合意していたとしても、人と人なので絶対などあり得ません。

親族との付き合い方で「年に1回は必ず義実家に家族で帰省する」と合意していても、嫌がる相手を強制的に引っ張って連れて帰ることはできません。

このように全てにおいて強制力はないということを踏まえた上で作成しましょう。

婚前契約書は事前に話し合っておけばトラブル防止にも繋がりますし、婚前契約書にお互い合意したうえで定めていると考えれば守ろうとするきっかけにはなります。

まとめ

「自分達は今良好な関係を築いているから関係ない」

「今から離婚のことなど考える必要はない」

確かにそう思う方が多いのかもしれません。

ですが、日本は今では3組に1組は離婚すると言われるまで離婚する夫婦が増えているのが現状です。

円満な夫婦を維持するというのは難しい問題です。

そして、万が一離婚となったときの時間、費用などを考えると事前に婚前契約書を結んでおけばすぐに解決できることもあります。

是非、今後結婚を考えているパートナーがいる方は「婚前契約書」について少し考えてみてください。

もし、一人で悩まれている場合はご相談も承っておりますので、お気軽にお申し込みください。